しわができるのは自然なこと。

でも、「このしわさえなければ！」

と感じること・・・・多々ありますよね！

実は、『しわ』は治すより予防することがオススメです。

くっきりと刻まれてくると、ヒアルロン酸注入が必要になることが多い為、

コストやダウンタイムが少し高くなってまいります。

そのため、低コストで予防できる皺はできるだけ対策を行いたいと考えていますし、

深くなってしまったシワや刻まれたシワについては、しっかりと治療を組み立てることが大切です。

では、どのようなシワが予防しやすく、どのようなシワは攻略がむずかしいのでしょうか？

相手を制する前に、相手をよく知ることが大切🌟

そこで、今回は「しわ」ついて、診察や治療を受ける前に知っておくと役立つ予備知識をご紹介します(^▽^)/

「しわ」の種類

しわの分類は様々ですが、大きく分けて浅いしわ「小じわ」、深いしわ「大じわ」に分けることが出来ます。

また、表情筋の影響を受ける「表情じわ」や加齢や脂肪の下垂のより発現する「たるみじわ」等などがあります。

「しわ」の原因

しわの原因	生じるしわの種類
表面の水分不足	ちりめんジワ　浅いシワ
紫外線による光老化 生活習慣の乱れ 喫煙	真皮の繊維芽細胞が傷つき浅～深いシワ
同じ表情を繰り返す	表情ジワ（額、眉間、目尻、顎）
加齢や急激なダイエットによる脂肪減少	しぼんだ風船のようになることによる浅～深いシワ
骨そのものの痩せ	皮膚を支えきれずに生じる深いしわ、たるみ （ゴルゴライン、法令線、マリオネットライン、目の下のくぼみ）

しわになる原因は、沢山あります。

表面の水分が失われるといわゆる「ちりめんじわ」が出来ます。

紫外線による影響で光老化が進むと、真皮層の線維芽細胞が傷つき深いしわを形成します。

同じ表情を繰り返すことで、しわに癖がつき眉間や目尻に「表情じわ」が出来ます。

加齢や急激なダイエットを行うと脂肪が減少しますが、皮膚が脂肪の減少に適応できない場合は、しぼんだ風船のようになり深いしわが形成されます。

骨そのものがやせると、皮膚を支えきれずにしわやたるみが発生します。

生活習慣の乱れは、老化を加速して肌の代謝が悪くなりしわを形成します。

加齢は、ヒアルロン酸を含むムコ多糖の組織構造を保てなかったり、減少させて、充分な水分を保持したり、ハリのある肌を維持することが出来なくなります。

このように様々な原因で、浅いしわや深いしわが出来ますので、その原因や個人の肌質にあった治療を選択することが重要となります。

基礎的な皮膚科学を学んでいる皮膚科専門医の視点から、より最適な治療法をご提案いたします。

「しわ」のケア

しわのケアには、普段からのスキンケアや生活習慣もあわせて改善することが効果を維持する秘訣です。

保湿ケア、紫外線対策、抗酸化ケア、表情筋への意識、睡眠・栄養管理、と幅広く意識していただく必要があります。

特に喫煙、過度の飲酒、過度のストレスは、お肌にも大敵です。

喫煙はコラーゲンを破壊し、過度の飲酒は体全体の脱水症状を引き起こし肌の水分保湿力を弱め、慢性的なストレスは肌の再生力を弱めます。

「しわ」の治療方法

「浅いシワー中程度のシワ」

小じわは、皮膚のごく浅い層に影響が出来ているもので、症状にもよりますが、エレクトロポレーション、ケミカルピーリング、ミラーピール、レーザーフェイシャル、レーザーシャワー、SR、フォトナFRAC3、ピコフラクショナル、ダーマペン、MPガン（陶器注射）、肌育注射（リジュランアイ、プルリアルデンシファイ、ジュベルックなど）がオススメ。

これら施術は、皮膚の比較的浅い層に作用をして肌質を改善するもので、改善の過程で、小じわの改善を目指します。

「小じわ」は、「大じわ」に比べて比較的ダウンタイムの少ない施術で改善することが出来ます。

気になり始めの方は、特に、「しわ」が目につく前から予防的にスタートすることがオススメポイントです。

• ピーリングとは、皮膚の表面に医療用の酸（グリコール酸、乳酸、サリチル酸など）を塗布して、古い角質や毛穴の詰まり、色素沈着などを化学的に除去し、肌のターンオーバー（新陳代謝）を促進する美容治療です。当院では、化学薬品以外にも、レーザーを用いたより効果的なピーリングもご用意しております（ミラーピール）。化学薬品の刺激が苦手な方にはミラーピールがオススメです。
• エレクトロポレーションとは、微弱な電気パルスを利用して肌細胞の間に一時的な隙間を作り、美容成分を肌の奥深く（真皮層）まで浸透させる美容施術です。針を使わず、痛みやダウンタイムがほとんどないのが特徴です。美容治療が初めての方、乾燥が気になる方に特におすすめです。
• ピコトーニング・・・ピコレーザーが真皮層に届くことでコラーゲンやエラスチンの生成が促され、肌のハリや弾力が回復します。これにより小じわの改善が期待できます。シミやくすみの改善とともに、小じわの改善を目指したい方におすすめです。ダウンタイムがほぼみられない施術であるため、受けやすい治療です。深いシワやたるみに対してはピコフラクショナルレーザーの方がより高い効果が期待できます。
• レーザーフェイシャル、レーザーシャワー、とは、どちらも顔全体に出力を弱くして照射することで、美肌効果を得る医療用レーザー治療です。痛みやダウンタイムが少なく、シミ、肌のハリや赤み、毛穴の開きなど幅広い悩みに対応でき、顔脱毛の効果もあるため、はじめてレーザー治療を受ける方にも人気の施術です。レーザーフェイシャルとレーザーシャワーの同日併用が、真皮の状態を改善させながら、表皮のトーンアップや厚みの改善の相乗効果が期待でき、よりおすすめです。
• e-Plus SR（フォトRF）高周波（RF：Radio Frequency）治療とは、高周波の電磁波を皮膚に照射して、真皮層や皮下組織を加熱することで、コラーゲンの生成や肌の引き締めを促す美容医療施術です。リフトアップやシミ、シワ改善ができるため、ダウンタイムが少なく、幅広い年代に人気があります。
• フォトナFRAC3とは、肌の若返りを目的とした美容レーザー治療の一種。従来のフラクショナルレーザーと異なり、肌表面に大きなダメージを与えずに、肌内部で三次元的に熱作用を起こし、肌の再構築を行うモードです。毛穴の引き締め、肌質改善、赤ら顔の改善、色素沈着の改善など、多様な効果が期待できます。

「深いしわ」

深いしわ「大じわ」は、皮膚の深い層まで影響が出ているため、上記の方法では対応が困難な場合が多く、ヒアルロン酸等の注入治療、ボトックス注射、ボルニューマ、HIFU、フラクショナルレーザー、糸リフト、フェイスリフト等の治療が有効です。

• フラクショナルレーザー・・・皮膚に微細なレーザー光を点状に照射することで、肌の再生力を引き出し、シワ・ニキビ跡・毛穴・色素沈着などを改善する美容医療施術です。従来のレーザー治療と違い、肌全体ではなく「点状」に照射するため、回復が早く、効果が高いのが特徴です。弊院ではルビーフラクショナルとピコフラクショナル、フォトナフラクショナルがあります。
• フォトナピアノ・・・超ロングパルスレーザーであり、長い時間をかけてレーザーを照射することで、肌の表面にダメージを与えることなく、じっくりと肌の深部をあたためます。この熱エネルギーによって、肌の奥にあるコラーゲン繊維が収縮し、即時的な引き締め効果をもたらします。更に、熱刺激で新しいコラーゲンの生成が促され、長期的なハリや弾力の向上につながります。法令線やマリオネットラインなど、深いしわを目立たなくさせる効果があります。また、新しいコラーゲンの再生によって、肌のハリが回復し、若々しい印象を与えます。顔や頬全体のたるみ、フェイスラインの引き締めに効果が期待できます。
• ヒアルロン酸注入治療・・・ヒアルロン酸という保湿力の高い成分を皮膚の下に直接注射することで、シワやたるみを改善したり、顔の輪郭を整えたりする美容医療の施術です。ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分で、安全性が高く、即効性があるのが特徴です。ヒアルロン酸は、少しずつ代謝されて小さくなっていきます。
• ボトックス注射・・・ボツリヌス菌由来のタンパク質（ボツリヌストキシン）を筋肉に注射することで、筋肉の動きを一時的に抑制し、表情ジワの改善や小顔効果を得る美容医療の施術です。医療分野では眼瞼けいれんや多汗症の治療にも使われており、安全性が確立された治療法です。ボトックス注射は、3ヶ月から6か月を目安として効果が無くなります。
• ウルセラ（HIFU）・・・High Intensity Focused Ultrasound（高密度焦点式超音波）の略で、超音波を皮膚の奥深くにピンポイントで照射し、たるみやシワの改善、リフトアップ効果を得る美容医療の施術です。メスを使わずに筋膜（SMAS層）までアプローチできるため、「切らないフェイスリフト」とも呼ばれています。ウルセラは、アメリカFDA認可のブランド機器名称ですが、HIFUとは同じ原理を用いたその他の機械を含めた総称です。弊院ではウルセラでの治療となります。
• ボルニューマとは・・・高周波を利用して肌の真皮や脂肪層に熱を加え、シワやたるみを改善する効果が期待できます。真皮のコラーゲン生成を促し、肌にハリと弾力を与えます。さらに、脂肪層を加熱し繊維質を増加・引き締めることでたるみを改善します。小じわの改善も同時に期待できる点が魅力です。これらにより肌の内側から持ち上げるように働きかけ、フェイスラインの引き締めにもつながります。HIFUやヒアルロン酸、スレッドとの併用を行うことも多いです。
• 糸リフト(スレッドリフト)・・・メスを使わずに顔のたるみを改善する美容医療の施術で、近年とても人気があります。特殊な医療用の糸を皮膚の下に挿入し、物理的に皮膚や皮下組織を引き上げることでフェイスラインを整える施術です。糸には突起（コグ）がついており、皮膚をしっかりとホールドしてリフトアップ効果を発揮します。即効性があり、切開などの外科手術と比較してダウンタイムも少ないのが特徴ですが、糸は時間とともに溶けて吸収されるため、糸の種類と症状によりますが、半年～2年程度の間隔で定期的なメンテナンスが必要です。
• フェイスリフト・・・たるみを伴ったしわに効果的です。両耳付近で切開を行い、顔の皮膚を剥がします。剥がした皮膚の下にある筋膜（SMAS）を含めて皮膚を上方に引張り、余った皮膚を切り取って縫合する施術で効果は最も大きいと言えますが、ここに記載する治療法の中では最もダウンタイムが大きくなってしまいがちです。また、効果はフェイスリフトより落ちますが、皮膚だけを持ち上げるミニリフトと呼ばれる施術法もあります。ミニリフトは、フェイスリフトの中ではダウンタイムをある程度抑えることが出来ます。当院ではミニフェイスリフトを行っております。

 価格については、目安となるものをお示しさせていただいております。

コース料金の設定がある治療法もあります。

料金や治療のご相談は、お気軽に医師やカウンセラーにお尋ねください。