

ピコトーニング
ピコトーニングについて
ピコスポットがピンポイントに色素斑部に照射するのに対し、ピコトーニングは色むらやくすみなどに対し、弱いパワーで全体的に照射していく方法です。
シミやそばかすの他、3種類の照射モードの中で唯一肝斑の治療も可能です。
ピコスポットより痛みや赤みが出にくいのが特徴です。
複数回行うことでシミ・ くすみを取ると同時に、お肌全体のホワイトニングやハリが蘇り、従来のQスイッチレーザーのトーニングよりも早く、くすみやシミ取りなどお肌の改善が期待できます。
衝撃波でメラニンを破壊するため、周囲の健康な肌に負担がかかりにくいというメリットがあります。
また、従来のレーザー治療には施術時の痛みや色素沈着のリスクといったデメリットがありましたが、かなり改善されているのがピコトーニングの特徴です。

治療の流れ
15-40分程度(範囲による)
なし
ピコスポットより少ないですが、チクチクした熱い痛みを感じる方もおられます。
ほぼなし
稀に軽度の赤みが数時間-数日みられることあり
可能:照射部はこすらないようにしてください。
当日より可能:こすらないようにしてください。
1ヶ月に1回
約3~15回
施術後は保湿を心がけ、日焼け止めをご使用ください。
料金
メニュー | 価格 |
---|---|
全顔 1回 | ¥22,000 |
全顔 5回コース | ¥82,500 |
全顔+首 1回 | ¥33,000 |
全顔+首 5回コース | ¥123,750 |
首 1回 | ¥22,000 |
首 5回コース | ¥82,500 |
オプション エレクトロポレーション 1回(ビタミンC+トラネキサム酸+成長因子+ヒアルロン酸) | ¥8,800 |
5回コースオプション エレクトロポレーション (ビタミンC+トラネキサム酸+成長因子+ヒアルロン酸) | ¥39,600 |
ディスカバリーピコでできる他の施術についてはこちら
治療経過・副作用・リスク
ダウンタイムはほぼありませんが、極まれに、施術直後に肌が赤くなる場合がありますが、数時間~数日で落ち着きます。
以上の治療経過や副作用には個人差があります。
以下の方はピコレーザー治療をお受けいただけません
- 過度に日焼けしている方、日焼けの予定がある方
- 光線過敏症の方
- イソトレチノイン製剤(アキュテイン、ロアキュタン等)を服用中の方
- 重症の糖尿病、心臓疾患、脳疾患、悪性腫瘍のある方
- 自己免疫疾患の方
- 金の糸の施術部位、金製剤を服用中、又は服用歴のある方
- 施術部位にヘルペスなど皮膚感染症がある方
- 妊娠中または妊娠の可能性のある方
- 授乳中の方
また、ケロイド体質の方、てんかんの既往がある方、治療部位にヘルペスなどの感染症疾患を認める場合、イソトレチノイン服用を中断して3ヶ月経過していない方も治療を行えない場合があります。
ピコレーザーとは
ピコレーザーとは、ピコ秒(1兆分の1秒)という非常に短い時間でレーザーを照射する技術を持つレーザー機器のことです。主にシミ・そばかす・タトゥー除去・肌の若返りなどの美容医療で使用されます。狙ったシミやあざ、タトゥー除去に使用されるピコスポット、低出力でレーザーを照射することで肝斑の改善から顔全体の美白や美肌の治療に用いられるピコトーニング、肌の生まれ変わりを促進するピコフラクショナルの3種類の機能を搭載したものが多く、肌の悩みや状態に合わせた治療法を選ぶことが可能です。
ピコレーザーを使用した3種類の照射モードは、症状に合わせて最適な方法を選ぶことでより高い効果が得られます。また、異なる波長のレーザーを同時に照射したりすることもできます。
ピコレーザーには目的に応じてピコスポット・ピコトーニング・ピコフラクショナルという3種類の照射モードがあります。

ピコレーザーの特徴
- 超短時間のパルス照射
ピコ秒単位の照射で、肌への熱ダメージを抑える。これにより、痛みや副作用が少ない。 - 高い色素分解力
従来のナノ秒レーザー(Qスイッチレーザー)よりも細かく色素を砕くことができるため、シミやタトゥーをより効果的に除去可能。
- 肌のコラーゲン生成を促し、小じわや毛穴の改善にも役立つ。
ピコレーザーの主な用途
- シミ・そばかす・肝斑の除去
- タトゥー(刺青)の除去
- ニキビ跡・毛穴の改善(ピコフラクショナル)
- 肌のくすみ改善・美白効果
ピコレーザーが向いている人
- シミ・そばかすを効果的に消したい
- タトゥーを除去したい
- 痛みが少ない治療を受けたい
- 肌のハリ・毛穴改善もしたい
ディスカバリーピコプラスが選ばれる理由

SUHADA CLINIC Annexでは、イタリアのQuanta社製のピコレーザー「Discovery PICO (ディスカバリーピコプラス)」を使用しています。他社と比較して圧倒的に最大出力が高い為、大きなスポットサイズでの照射が可能です。スポットサイズが大きいことで、より深い層までレーザーのパワーが深達します。
また、ディスカバリーピコは、532nm・694nm・1,064nmの3つの波長を搭載しており、症状に合わせて切り替えて照射できるピコレーザーです。

- 532nm…表皮のシミ・そばかす・赤みの改善に有効
- 694nm…青・緑・黒の色素に特に効果的
- 1064nm…真皮層の深いシミ・アザ・タトゥー除去に適している
複数の波長を切り替えられるため、対応できる治療範囲が広いことが特徴です。
従来のレーザーよりも、照射時にお肌への影響が少ないのが特徴です。
濃く目立つシミはもちろん、対応が難しかった薄いシミにも効果を発揮します。そばかす・肝斑などの美白効果、毛穴やニキビ跡など肌質改善や美肌効果、さらに今までは対応が難しかったカラータトゥーの除去なども可能となりました。
また、1064nmを用いたピコフラクショナル治療においては、ピコレーザー製品の中で、Discovery PICOは唯一蒸散のできるフラクショナルレーザーを搭載しております。そのためニキビ顎の治療にもより積極的な治療を行うことが可能です。
以上のように、Discovery PICOの3つの波長を組み合わせた様々な治療で、より効果的にお肌全体をケアしてお悩みを解消します。

Qスイッチレーザーとピコスポットとの違いについて
シミ治療に用いるレーザーには、ナノ秒(ns)レーザーとピコ秒(ps)レーザーがあります。この2つの違いは、主にパルス幅(レーザーが照射される時間の長さ)にあります。

ナノ秒レーザー(Qスイッチレーザー)は長年にわたりシミ治療に使われてきたため、治療実績が豊富で、医師が治療方法を確立しやすいというメリットがあります。ナノ秒レーザーの中にも、波長によりアレキサンドライト、ルビー、ヤグと3種類あります。SUHADA CLINIC本院では開院時より、ナノ秒レーザーの中でも、QスイッチQubyレーザーを用いてまいりました。QスイッチRubyレーザーは、表皮~真皮にかけて切れ味のよい結果を産み出す非常に優れた治療です。デメリットとして、メラニンを熱エネルギーで破壊するため、炎症後色素沈着(PIH)のリスクがありますが、老人性色素斑(一般的なシミ)の色調、分布部位によっては、高出力のナノ秒レーザーが効果的とされるケースも多いです。
また、ナノ秒レーザーのほうが深い層に到達しやすいとされるため、深層の色素沈着や特定のシミ(太田母斑など)に適している場合があります。
一方、ピコスポットは、ナノ秒レーザーより短時間で、衝撃波(光音響効果)によりメラニンを細かく砕くため、熱によるダメージが少ないことが特徴です。色素沈着リスクが低く、治療回数が少なくなる傾向がありますが、しっかり効果を出す程度の強さで照射する場合には、色素沈着のリスクはあります。表皮に存在する浅いシミ、薄いシミがよい適応です。
よくある質問
ナノ秒レーザー(Qスイッチレーザー)は長年にわたりシミ治療に使われてきたため、治療実績が豊富で、医師が治療方法を確立しやすいというメリットがあります。特に老人性色素斑(一般的なシミ)には、高出力のナノ秒レーザーが効果的とされるケースも多いです。
また、ナノ秒レーザーのほうが深い層に到達しやすいとされるため、深層の色素沈着や特定のシミ(太田母斑など)に適している場合があります。
個人差があり、また、施術モードにより異なります。ピコスポットやピコトーニングでは我慢できる程度のはじかれる感覚があります。ピコフラクショナルでは、一般的には治療中に冷却や麻酔テープ、麻酔クリームを使用するため、従来のレーザー治療に比べて痛みが軽減されます。ただし、痛みの感じ方は人それぞれですので、カウンセリング時に事前にご相談ください。
個人差がり、また、施術モードにより異なります。ピコスポットでは、照射部位に痂疲ができる場合があります。照射直後より約2週間シールを貼っていただく必要があります。また、炎症後沈着が出る場合があります。治療後、ピコトーニングではごく軽度の赤みが数日続く場合があります。ダウンタイムは比較的短く、早期に通常の生活に戻れるケースが多いです。ピコフラクショナルでは、照射レベルの強さにより赤みが異なりますが、ニキビ治療などでは強めの照射を行うため、施術後赤みが約1週間程度続きます。施術後のアフターケアについては医師の指示に従ってください。
ピコレーザーであっても、シミの治療にてスポット照射を行った際には色素沈着のリスクがあります。日光や乾燥、摩擦によって色素沈着のリスクが高くなるため、施術後約2週間程度テープを貼って保護していただくことをお薦めしております。
ピコトーニングは、肝斑治療の一つの選択肢として試みられることがありますが、その効果は個人の肌質や肝斑の状態によって異なります。
ピコレーザーは、非常に短いパルスで皮膚に微小なダメージを与え、メラニン色素を分解する効果が期待されます。これにより、肝斑の改善が見込まれることがあります。
しかし、そもそも肝斑は再発しやすい性質があるため、レーザー治療単独ではなく、スキンケアや日焼け止め、内服薬などと併用することが多いです。また、炎症が誘発要因となる場合もあるため、摩擦を避ける、日焼け止めをぬる、など患者様の日々のスキンケアの努力も大切になります。肝斑の治療を成功させるためには、このように様々な要素を考えて、包括的で慎重な治療が求められます。
肝斑の原因や状態は個々で異なるため、患者さん個々の状況に合わせたアプローチが必要となります。治療効果や安全性については、事前に医師と十分なカウンセリングを受けることが重要です。
機器について
ピコスポット ピコトーニング ピコフラクショナル
ディスカバリーピコプラスは承認医療機器です
医師の判断のもと、Big Blue株式会社を通じてイタリアのQuantaSystem社より個人輸入手続きを行ったものです。
同様の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません

当院で美容施術を考える
未成年の方は
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この記事の監修者

咲愛会 きじま皮フ科クリニック 理事長・院長
医師・医学博士 日本皮膚科学会専門医 日本アレルギー学会専門医
神戸大学医学部医学科卒業
皮膚科、アレルギー科、 美容皮膚科を中心に、一人ひとりの状態を考えて、オーダーメイド皮膚医療を行うことを心がけています。
一人ひとりが輝けるよう、 皮膚のお悩みをサポートしていきたいと考えています。