ルビーフラクショナルレーザーとは？

ルビーフラクショナルとは、皮膚の美肌治療の一種で、「ルビーレーザー」と「フラクショナルレーザー」の特徴を組み合わせた施術を指します。具体的には、ルビーレーザーの高いメラニン吸収性と、フラクショナルレーザーの皮膚再生能力を活用することで、色素沈着やシミの改善、肌質改善を目指す治療です。

主な特徴

• 色素治療
  ルビーレーザーはメラニンに反応するため、シミやそばかす、日焼けによる色素沈着の改善に効果があります。
• 肌再生
  フラクショナル技術により、皮膚の微小な部分にダメージを与え、コラーゲン生成を促進します。その結果、肌のハリや質感の向上が期待できます。

ルビーフラクショナルレーザーとピコレーザーとの違い

ルビーフラクショナルレーザーとピコレーザーは、どちらも美容皮膚科で使われるレーザー治療ですが、以下のような違いがあります。

1.レーザーの波長とパルス幅

• ルビーフラクショナル
  波長694nmのルビーレーザーがメラニンに強く反応するため、色素沈着やシミに効果的。
• ピコレーザー
  超短時間（ピコ秒）でレーザー照射を行うため、メラニンを微粒子レベルで粉砕でき、色素除去がより効率的。

2.主な効果

ダウンタイム

• ルビーフラクショナル
  施術後、赤みやかさぶたができることがあり、ダウンタイムは数日から1週間程度。
• ピコレーザー
  ダウンタイムが短く、軽度の赤みが数日で治まることが多いです。

施術回数

• ルビーフラクショナル
  比較的強力なため、少ない回数で効果を得やすい。
• ピコレーザー
  刺青や濃い色素の場合は複数回の施術が必要なことが多いです。

施術の適応範囲

• ルビーフラクショナル
  特にシミ・色素沈着治療に特化しています。
• ピコレーザー
  シミ、肝斑、刺青除去、美肌効果など幅広い用途に対応できます。

どちらを選ぶべき？

• ルビーフラクショナル
  濃いシミや色素沈着が主な悩みの場合。肌再生効果も欲しい場合に向いています。
• ピコレーザー
  ダウンタイムを抑えつつ、色素トラブルだけでなくトーニングや刺青除去も行いたい場合におすすめです。

ルビーフラクショナルレーザーの治療が向いているお悩み

ルビーフラクショナルレーザーは、特に色素トラブルに優れた効果を発揮するレーザー治療です。以下の症状がある場合に治療が推奨されます。

ルビーフラクショナルレーザーが効果的な症状

• シミ・そばかす（色素斑）
  メラニン色素に強く反応するため、紫外線や加齢によるシミやそばかすの除去に効果的。
• 遅発性色素沈着
  長期間残ってしまった色素沈着にアプローチ可能。
• 肝斑以外の色素性疾患
  ルビーレーザーは肝斑には刺激が強すぎるため、肝斑にはあまり向いていません。
• 老人性色素斑
  加齢によるシミにも有効です。
• アザ（太田母斑、扁平母斑など）
  深部にあるアザにも対応可能。
• 日焼けによる色素沈着
  紫外線ダメージによる色ムラや色素沈着の改善に効果的。
• 肌質改善
  フラクショナル機能により、コラーゲン生成が促進され、毛穴や肌質の改善も期待できます。

ルビーフラクショナルが向かない症状

• 肝斑
  刺激が強すぎるため、悪化するリスクがあります。刺激を避けること、エレクトロポレーションや内服外用療法を基本とし、機器ではピコトーニングが推奨されます。
• ニキビ跡の凹凸
  色素改善はできますが、凹凸の改善は得意ではありません。ジュベルック注射や、フォトナフラクショナルレーザーなどがより適しています。

ルビーフラクショナルレーザー治療の流れとダウンタイム

治療の流れ：初診時

治療の流れ：施術日

ダウンタイム

術後数数時間～3日程度発赤や腫れがでる場合があります。
しみの部分に薄い痂疲(マイクロクラスト)ができる場合があります。その場合3日～7日程度で剥がれ落ちます。
個人差により色素脱失・色素沈着・水泡形成などの発生リスクがあります。
照射部位に未治療の皮膚疾患がある方、妊娠中、その他医師が判断した場合には施術が行えないことがあります。

注意事項

施術可能かどうか医師による診察が必要ですので、基本的に、初診日の同日施術は行っておりません。
色素沈着が強い場合、複数回の治療が必要なことがあります。
日焼けした肌や濃いい肝斑がある状態では施術が難しい場合があります。
施術後は紫外線対策が非常に重要です。

推奨施術間隔と回数

3～4週間隔　3～5回　その後定期的なメンテナンスをおすすめします

ルビーフラクショナルについて

料金