

乳頭縮小術
乳頭縮小術とは
乳頭縮小術(乳首縮小術)は、全体的に肥大した、先端が膨らんで大きくなった、あるいは長くなった乳首を部分的に切除して、小さく、短くして形を整える治療です。生まれつき(先天性)の場合もありますが、一番の原因は妊娠、そして授乳です。
妊娠すると、授乳に備えて乳首は赤ちゃんがくわえやすいように大きくなります。
授乳を終えた後も、乳首はそのままの大きさのままになってしまう場合が多く、中には長く伸びて垂れ下がってしまうこともあります。
手術方法
極細の注射針で局所麻酔注射を行うため、通常の麻酔よりも痛みが少ないです。手術方法は複数あり、直径を細くする方法、長さを短くする方法、手術後にも授乳できるようにする方法、手術後の授乳は考慮しない方法などがあります。
実際には形成外科専門医(女医)がご希望をお伺いし、状態を診察させていただいた上で、最適な方法をご提案いたします。
リスク、合併症
1~2週間かけて消退します。
徐々に消退し、3か月後に消失します。
元々ある左右差は残る可能性があります。
感染症、糸の露出、縫合不全、傷跡、知覚鈍麻
術後の注意点
手術後、麻酔が切れると若干痛みが出る場合があります。
痛み止めの内服薬を処方しておりますので、麻酔が切れる前に内服して、手術当日はできるだけ安静にお過ごしください。
患部を保護するガーゼは手術の翌日に外し、以後、石鹸を使いシャワーで洗い流すことができます。
微量の出血が数日程度続く場合があるので、シャワー後に交換用のガーゼを患部に当ててお過ごしください。
事務仕事は翌日から可能です。
シャワー浴は翌日から可能、湯船の入浴は1週間後から可能です。
1週間控えてください。
乳首への強い刺激は1ヶ月間程度避けるようにしてください。
1週間後に抜糸の通院があります。
乳頭肥大の悩み Q&A
乳首が大きいと感じるサイズは人によって異なりますが、目安として、乳首の平均的なサイズは高さ9mm、直径10mmといわれています。 手術治療になる場合は、 ご相談の上、なるべくご希望の大きさになるように調節いたします。
日本人の平均的な乳輪のサイズは3.5cmと言われています。5cm以上になると大きいとお悩みになる方が多いように思います。
生まれつきによるものと、授乳によるものがあります。
「性経験が豊富だから・・・」などと誤解される場合もあるようですが、そういった因果関係はありません。もし悩みが深刻で精神的に負担になっているのなら、手術を考えてみても良いのではないかと思います。
手術後に、再度の授乳があれば肥大する可能性がありますが、手術前ほど肥大することはありません。
仮に再度肥大した場合には、再手術によって縮小させることができます。
事務仕事や家事程度であれば、翌日から普通に仕事復帰できます。
汗をかく労働職の場合は、加減すれば翌日からでも可能ですが、可能なら数日程度回復を待ってから復帰としたほうが良いでしょう。
切除縫合した部分が一時的に感覚が鈍くなることがありますが、傷が癒えるにつれて元の感覚に戻るので、ご安心ください。
乳手術同意書のご記入などにより親御様の同意が確認できれば手術できますが、 原則として親御様とご一緒にカウンセリングを受けるようにしてください。
乳首や乳輪の黒ずみの原因は、メラニン色素の沈着によるものです。
トレチノインやハイドロキノンなどの軟膏薬でメラニン色素を脱色して色を薄くすることができます。治療期間は3ヶ月間ほどかかります。
乳頭縮小手術の前に脱色することもできますし、手術後に脱色することもできます。
料金
メニュー | 価格 |
---|---|
片側 | ¥110,000 |
両側 | ¥198,000 |

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この記事の監修者

咲愛会 きじま皮フ科クリニック 理事長・院長
医師・医学博士 日本皮膚科学会専門医 日本アレルギー学会専門医
神戸大学医学部医学科卒業
皮膚科、アレルギー科、 美容皮膚科を中心に、一人ひとりの状態を考えて、オーダーメイド皮膚医療を行うことを心がけています。
一人ひとりが輝けるよう、 皮膚のお悩みをサポートしていきたいと考えています。