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手荒れ(手湿疹)

手荒れ(手湿疹)とは

毎日の家事や水仕事、手指の消毒などで「手荒れ」にお悩みではありませんか?

「ハンドクリームを塗ってもすぐにカサカサになる」「ひび割れて水がしみる」「かゆくて辛い」など、手荒れ(手湿疹)は日常の生活の質を大きく下げてしまう身近な皮膚トラブルです。「たかが手荒れ」と放置せず、ひどくなる前に皮膚科でしっかり治療することが大切です。

手荒れ(手湿疹)の原因 ~なぜ手荒れは起こるの?~

私たちの手のひらや指先には、もともと皮脂腺(油分を出す器官)が少なく、乾燥しやすいという特徴があります。健康な肌は「バリア機能」によって外部の刺激から守られていますが、以下のような原因で手の油分や水分が奪われると、バリア機能が低下し、少しの刺激でも炎症を起こしやすい状態になってしまいます。

  • 水仕事・お湯の使用: 頻繁な手洗い、食器洗い(特にお湯は皮脂を奪いやすくなります)
  • 化学的な刺激: 洗浄力の強い洗剤、シャンプー、アルコール消毒など
  • 物理的な刺激: 紙や段ボールをよく扱う(事務や物流作業)、布をよく触る(美容師やアパレルなど)
  • 乾燥: 冬の空気の乾燥、エアコンなどによる湿度の低下

手荒れ(手湿疹)の症状

初期は軽い乾燥から始まりますが、進行すると痛みやかゆみを伴うようになります。一つでも当てはまる場合は、皮膚科の受診をおすすめします。

  • 指先や手のひらがカサカサ、ゴワゴワしている
  • 皮膚がパックリ割れて、水や指先を使うと痛い(あかぎれ)
  • 指の側面や手のひらに小さな水ぶくれができている
  • 赤みがあり、強いかゆみがある
  • 皮がポロポロとむけて、指紋がなくなってきた

手荒れ(手湿疹)の治療

市販のハンドクリームは「予防」や「保湿」には有効ですが、すでに赤みやひび割れなどの「炎症」が起きている場合は、保湿だけでは治りません。 当院では、患者様の症状や生活背景に合わせて、以下のような治療を行います。

  • 炎症を抑えるお薬(ステロイド外用薬) 赤み、かゆみ、ひび割れなどの炎症を速やかに抑えます。症状の強さや部位に合わせて、適切な強さのお薬を処方します。「ステロイドは怖い」というイメージを持たれる方もいらっしゃいますが、医師の指示通りに正しい量を塗ることで、安全かつ効果的に症状を改善できます。
  • 保湿剤 皮膚のバリア機能を回復させ、乾燥を防ぎます。軟膏やクリーム、ローションなど、使いやすいタイプをご提案します。
  • かゆみ止め(抗アレルギー薬などの内服) かゆみが強くて夜眠れない、無意識に掻きむしってしまうといった場合に、補助的に飲み薬を処方することがあります。

自分でできる!日常生活のケアと予防

治療と並行して、日常の手の扱い方を見直すことが、手荒れ改善の近道であり再発予防になります。

  1. 水仕事のひと工夫 食器洗いなどをするときは、直接洗剤に触れないようゴム手袋を使用しましょう。ゴム手袋の刺激で荒れてしまう方は、薄手の「綿手袋」をした上からゴム手袋をするのがおすすめです。また、お湯は熱すぎない「ぬるま湯」を使用してください。
  2. こまめな保湿 手を洗った後や、アルコール消毒をした後、乾燥を感じた時は、すぐに保湿剤を塗りましょう。手のひらで温めてから、指先や関節のシワにまで優しくすり込むようになじませます。
  3. 手洗いの見直し 汚れを落とそうとゴシゴシ洗うのはNGです。石鹸をしっかり泡立てて優しく洗い、すすぎ残しがないよう十分に洗い流しましょう。

お悩みの方は、お気軽にご相談ください 手荒れは、重症化すると治るまでに時間がかかり、日常生活や仕事に大きな支障をきたすことがあります。「これくらいで病院に行ってもいいのかな?」と迷わず、どうぞお早めにご来院ください。一緒に健やかな手肌を取り戻しましょう。手荒れとは、手の皮膚が乾燥してしまい、皮膚炎が発症したり、頻繁な水仕事や指先を使うことにより、摩耗し、弾力性を失いひび割れてしまうことが原因で起こります。

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この記事の監修者

木嶋 晶子
木嶋 晶子(きじまあきこ)

咲愛会 きじま皮フ科クリニック 理事長・院長
医師・医学博士 日本皮膚科学会専門医 日本アレルギー学会専門医
神戸大学医学部医学科卒業

皮膚科、アレルギー科、 美容皮膚科を中心に、一人ひとりの状態を考えて、オーダーメイド皮膚医療を行うことを心がけています。
一人ひとりが輝けるよう、 皮膚のお悩みをサポートしていきたいと考えています。

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