

眼瞼下垂
眼瞼下垂とは
眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、目を開ける機能に障害が生じて目の開きが悪くなっている状態です。
眼瞼下垂症には、先天性の眼瞼下垂と、後天性の眼瞼下垂があります。先天性のものは生まれつき上眼瞼挙筋が弱く、まぶたを十分に開けることが出来ない疾患です。
後天性の眼瞼下垂は、外傷性、コンタクトレンズ脱着・アトピ―性皮膚炎による機械刺激性の眼瞼下垂、加齢性の眼瞼下垂があります。当院で扱うのは主に加齢性の眼瞼下垂となります。
眼瞼下垂といっても、挙筋が弱くなっている、あるいは挙筋がはずれてしまっている場合と、皮膚が弛緩している場合とで、手術の方法が異なります。
前者の場合は、挙筋前転法(挙筋の位置を正常位置に戻す手術)、後者の場合は、弛緩した皮膚の切除となります。
眼瞼下垂症の方は、まぶただけでは目を十分に開けることができないため、おでこや頭部の筋肉を緊張させていることが多く、それが頭痛、肩こり、眼精疲労の原因となっているとも言われています。
眼瞼下垂は、医学上、眼瞼下垂である場合は、保険適用の施術として受けることもできます。
美容目的で眼瞼下垂の手術で目を大きくしたい、二重にしたい、という場合は自由診療での治療が可能です。
施術費用
メニュー | 価格 |
---|---|
眉下切開術 両側(3割負担) 保険適応の場合 | 約40,000円 |
挙筋前転術 両側(3割負担) 保険適応の場合 | 約45,000円 |
医学的に眼瞼下垂がみられる場合保険適応 |
症例紹介
診療眉下切開
上瞼のたるみ 眼瞼下垂
総額 38,060円(両側 3割負担)

リスク・副作用
1週間程度
ピークは1週間程度
3か月
カウンセリング、施術の流れ
カウンセリング
直接当院までお電話にてご予約ください(電話番号 0797-75-3820)。
完全予約制となります。
形成外科担当医の診療日の予約となります。
<月1回 第4火曜日午前診>
カウンセリング・診察枠 9:30-10:30
手術枠 10:30-12:30
受付後、医師とのカウンセリングに入ります。
患者様のお悩みやご希望をお伺いします。
医師とのカウンセリング後、聞きそびれたことやご不明な点をカウンセラーがお伺いします。
施術をご希望の場合は、そのままお手続きを行います。
一度ご施術をご検討されます場合は、お見積書をお渡しいたしますので、ごゆっくりとお考えください。
施術当日
まずは洗顔にご案内いたします。
メイクをされている場合は、こちらでメイクオフしていただきます。
また、コンタクトレンズとアクセサリーも全てお外しください。
(やむを得ない理由で外せない場合はご相談ください)
事前に行なったカウンセリングの内容を元に施術を行います。
局所麻酔を使用しますが、注射の痛みに弱い方はオプションとして笑気麻酔をおつけいただけます。
施術にかかる時間は約30~60分程度です。
術後、パウダールームへご案内しますので、準備ができましたらご帰宅いただきます。
ダウンタイム・アフターケア
眼瞼下垂の施術後は、腫れや内出血が1~2週間ほど出ますが徐々に落ち着いていきます。また、痛みも数日で無くなっていきます。
赤みは、3ヶ月ほど残る場合もありますが、アイメイクなどでカバーできる程度で時間の経過と共に目立たなくなります。
施術当日(ご来院)
瞼の上に黒色の糸がつきます。
※オプションで透明の糸に変更することも可能です。
抗生剤・痛み止め・点眼薬 (炎症止め)・軟膏
アイメイク以外は当日から可能です。
(拭き取りメイク落としをご使用ください)
シャワー浴が可能です。
入眠時は頭を高くして寝て頂く方が腫れの軽減になります。
痛みは、痛み止めでコントールしましょう。
痛みや熱感が強い場合には、 まぶたを濡らさないようにして冷やしてください。
飲酒は1週間は控えめにしましょう。
術後1日目
水洗いの洗顔は可能です。
術後腫れのピークは1週間程度となり、 徐々に引いていきます。
目の上に糸がついているのでこすったりしないように気をつけてください。
術後5日目
傷の状態も落ち着いてきます。
抜糸後翌日から石鹸を用いた洗顔、コンタクトの装着、浴槽入浴が可能となります。
抜糸後翌々日からアイメイクも可能です。
運動は可能ですが徐々に行うようにしてください。
術後1か月
より自然な感じになります。
傷口の赤味も時間の経過と共に目立たなくなり、3ヶ月でほぼ落ち着きます。
術後3カ月
ほぼ完成となります。

当院で美容施術を考える
未成年の方は
こちらをご確認ください
この記事の監修者

咲愛会 きじま皮フ科クリニック 理事長・院長
医師・医学博士 日本皮膚科学会専門医 日本アレルギー学会専門医
神戸大学医学部医学科卒業
皮膚科、アレルギー科、 美容皮膚科を中心に、一人ひとりの状態を考えて、オーダーメイド皮膚医療を行うことを心がけています。
一人ひとりが輝けるよう、 皮膚のお悩みをサポートしていきたいと考えています。