ご予約はこちら
×

ご希望の予約方法を選択してください。

オンラインショップ
オンラインショップ
トップ背景 トップ背景

あせも(汗疹)

あせも(汗疹)

「汗をかいたあと、首や背中に赤いブツブツができた」 「子どものあせもがかゆそうでかわいそう」 「毎年夏になると同じ場所にできる」

あせも(汗疹)は、高温多湿の環境で汗の通り道(汗腺)が詰まり、皮膚に小さな発疹ができる状態です。お子さまに多いイメージがありますが、猛暑やマスク・衣類の蒸れの影響で、大人の患者様も増えています。当院にも夏になるとあせものご相談が増えます。

あせもの種類

ひとくちにあせもといっても、汗が詰まる深さによって見た目が異なります。

  • 水晶様汗疹(すいしょうようかんしん):皮膚のごく浅い部分で汗が詰まったもの。透明の小さな水ぶくれがポツポツとでき、かゆみはほとんどありません。数日で自然に治ることが多いタイプです。
  • 紅色汗疹(こうしょくかんしん):一般に「あせも」と呼ばれるのはこのタイプです。赤いブツブツとかゆみが特徴で、かき壊すと悪化します。
  • 深在性汗疹(しんざいせいかんしん):皮膚の深い部分で汗が詰まったもの。高温環境で繰り返し汗をかく方にみられ、日本では比較的まれです。

「透明で数日で消えるなら様子見でよいことが多く、赤くてかゆいなら治療した方が早い」というのが大まかな目安です。

あせもの主な原因

  • 汗の過剰分泌:暑い環境や運動で汗が多く分泌されると、汗腺が詰まりやすくなります。
  • 衣服の摩擦・蒸れ:肌に密着する衣類や通気性の悪い素材が発疹を引き起こすことがあります。
  • 皮膚の乾燥:乾燥した肌も汗腺の詰まりに影響することがあります。

出口を失った汗は皮膚の中にたまり、周りの組織を刺激して炎症を起こします。これがブツブツとかゆみの正体です。つまりあせもは「汗をかくこと」自体ではなく、「かいた汗が出ていけないこと」で起こります。

できやすい部位・季節

首まわり・わき・ひじやひざの内側・背中・ベルトまわりなど、汗がたまりやすく蒸れやすい部位にできやすく、梅雨から夏にかけて多くなります。

子ども・大人のあせも

お子さま(乳幼児)は、汗腺の密度が大人より高いうえに体温調節が未熟なため、あせもができやすい代表です。首まわり・おむつまわり・背中など、汗と蒸れがこもる部位によくみられます。かゆがってかき壊すと、とびひに進行しやすいので、早めのケアが大切です。

大人の場合は、通気性の悪い衣類での長時間の作業・スポーツ・マスクの着用などが誘因になります。また、汗そのものの刺激で肌が荒れる「汗あれ」は、あせもと混同されやすい別の状態です。あせもが「汗の出口の詰まり」で起こるのに対し、汗あれは「汗の成分による刺激」で起こり、ケアの力点も変わります。「あせもだと思っていたら別の湿疹だった」というケースも少なくないため、繰り返す場合は一度診察を受けることをおすすめします。

治療法

あせもの診察・治療は保険診療で行います。かゆみや赤みが強い場合は、症状と部位(お顔か体か、お子さまか大人か)に合わせた強さのステロイド外用薬を短期間しっかり使って、まず炎症を抑えます。かゆみが強いときは抗ヒスタミン薬の内服を組み合わせることもあります。

かき壊してジクジクしてしまった場合は、細菌感染(とびひ)を起こしていないかを確認し、必要に応じて抗菌薬の外用・内服を追加します。かき壊す前に治療を始めるほうが早く治まりますので、軽い症状でもご遠慮なくご相談ください。

予防(汗対策)

  • 涼しい環境を保つ:エアコンや扇風機で汗をかきすぎない環境をつくることが、いちばんの予防です。
  • 通気性の良い衣服を選ぶ:綿素材など汗を吸って乾きやすい素材を選び、汗で濡れた服はこまめに着替えます。
  • 汗を早めに流す:汗をかいたらシャワーでさっと流すか、濡れタオルでやさしく拭き取ります。ゴシゴシこするのは逆効果です。
  • 保湿を忘れない:洗いすぎ・乾燥は肌のバリア機能を下げます。入浴後はベタつきにくい保湿剤で整えてください。

とびひとの違い・受診の目安

あせもをかき壊した傷に細菌が入ると、「とびひ(伝染性膿痂疹)」に進行することがあります。水ぶくれやジクジクした部分が広がってきたら、とびひのサインです。とびひは他の部位やご家族にもうつるため、早めの受診が必要です。

よくある質問

Q. 市販のあせもの薬で様子を見てもいいですか?
軽症であれば市販薬と汗対策で改善することもありますが、数日たっても良くならない場合やかゆみが強い場合は受診をおすすめします。あせもに見えて別の皮膚疾患のこともあります。

Q. 子どもと大人で治療は違いますか?
基本は同じですが、年齢や部位に合わせて薬の強さを調整します。お子さまの肌に合わせた処方をしますので、ご安心ください。

Q. あせもとかぶれは、どう見分ければいいですか?
あせもは汗のたまりやすい部位(首・わき・ひじひざの内側など)に小さなブツブツが散らばるのに対し、かぶれは原因のものが触れた部分にだけ、境界のはっきりした赤みが出るのが典型です。ただし実際には見分けが難しいことも多く、治療薬の選び方も変わるため、迷ったら受診してください。

Q. あせもがある間、プールや運動はやめるべきですか?
軽いあせもであれば、汗をかいた後にすぐシャワーで流せるなら続けて構いません。ただし、かき壊してジクジクしている場合やとびひが疑われる場合は、他の部位や周りの人にうつる可能性があるため、治るまで控えてください。判断に迷うときは診察時にお尋ねください。

Q. あせもは放っておいても治りますか?
汗をかかない環境に移れば、軽いあせもは数日で自然に治ることも多いです。ただし、かゆみがあるタイプは、かき壊す→悪化する→さらにかゆくなる、という悪循環に入りやすいのが難点です。かゆみが出ている時点で外用薬を使うほうが、結果的に早くきれいに治ります。

Q. ベビーパウダーは使ったほうがいいですか?
すでにできてしまったあせもの上に厚く重ねると、かえって汗の出口をふさいでしまうことがあります。予防として使う場合も、汗を流して肌を清潔にしたあとに薄くつける程度にとどめ、症状があるときは外用薬での治療を優先してください。

未成年の方へ

当院で美容施術を考える
未成年の方は
こちらをご確認ください

この記事の監修者

木嶋 晶子
木嶋 晶子(きじまあきこ)

咲愛会 きじま皮フ科クリニック 理事長・院長
医師・医学博士 日本皮膚科学会専門医 日本アレルギー学会専門医
神戸大学医学部医学科卒業

皮膚科、アレルギー科、 美容皮膚科を中心に、一人ひとりの状態を考えて、オーダーメイド皮膚医療を行うことを心がけています。
一人ひとりが輝けるよう、 皮膚のお悩みをサポートしていきたいと考えています。

一般診療

悩みで探す

施術で探す