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アトピー性皮膚炎の新薬 デュピクセント®

「デュピクセント®」の効果

デュピクセント®はアトピー性皮膚炎の皮疹やかゆみの原因になっている「IL-4」と「IL-13」というタンパク質の働きを直接抑えることで、『炎症』『かゆみ』『バリア機能低下』を抑制する新しいタイプの注射薬です。

今までの治療法で十分な効果が得られなかった中等症以上のアトピー性皮膚炎の患者さんへの投与が可能です。

高い改善効果と安全性で、これまでにない優れたアトピー性皮膚炎治療薬です。

デュピクセント®の適応患者さまについて

デュピクセント®の投与ができる方

  • 15歳以上
  • アトピー性皮膚炎の方
  • 今までの治療法(ステロイド外用薬・プロトピック軟膏などの抗炎症外用薬)を一定期間投与しても十分な効果が得られない方

※デュピクセント®を投与開始後もステロイドや保湿剤といった塗り薬と併用します。

△投与において注意が必要な方

  • 寄生虫感染のある方
  • 生ワクチンを接種する予定のある方
  • 妊婦または妊娠している可能性がある方、授乳中の方
  • 高齢の方
  • 喘息等のアレルギー性疾患をお持ちの方

× 投与できない方

デュピクセント®に含まれる成分に対して、アレルギー反応を起こしたことのある方

デュピクセント®の小児適応について

15歳以上の方が適応です。
2022年10月、生後6ヵ月以上の小児に対するデュピクセント®の用法及び用量の追加の申請が行われました。申請が承認されると、15歳未満の小児アトピー皮膚炎の患者さまにも使用できるようになります。

治療について

治療の流れ

※冷蔵した薬剤を45分以上かけて常温に戻す必要があるため、必ずご予約が必要です。

投与開始日1回目のみ、2本を皮下注射します。
その後2回目からは当面2週間に1回、1本を皮下注射します。デュピクセント®は医師の判断の下、患者さんご自身が注射を行う「自己注射」が可能です。ご希望によりご来院、ご自宅での自己注射をお選びいただけます。デュピクセント®は、医療費助成制度を利用すると自己負担額を抑えることができます。

自己注射について

デュピクセント®は医師の判断の下、患者さんご自身が注射を行う「自己注射」が可能です。
自己注射のメリットは以下の通りです。

自己注射のメリット

  • 通院にともなう時間的な制約や負担が軽減でき、ご自身のスタイルに合わせて治療することができます。
  • 通院日を調整できるので、仕事や旅行などの活動範囲が広がります。
  • 高額療養費制度で自己負担額を減額できます(※所得によります)

自己注射の副作用

デュピクセント®は副作用が少なく安全にお使いいただける薬剤です。重篤な副作用報告はほぼありませんが以下の副作用が現れることがあります。

症状が現れた場合には、医師までお伝えください。

発現する可能性のある副作用とその症状

過敏症反応
ふらつき感、息苦しさ、心拍数の上昇、めまい、嘔気、嘔吐、皮膚のかゆみや赤み、関節痛、発熱 など

その他の副作用
デュピクセント®を注射した部位に、発疹や腫れ、かゆみなどの症状、口周りや唇に発疹、結膜炎がみられる場合があります。

費用について

デュピクセント®の薬剤費の目安

令和4年8月現在のデュピクセント®の薬価をもとに計算しています。

デュピクセント®には薬剤費に加え検査費用などがかかります。
3割負担の方で初回(2本投与)約4万円、2回目以降(1本投与)約2万円となります。

自己注射に移行後

自己注射に移行後は、クリニックでのお会計は5千円ほどになります。デュピクセント®の処方は薬局になりますので、お薬代は薬局での支払いとなります。

(3割負担の方…デュピクセント® 1本 1.8万円弱+薬局処方料)

医療費助成制度はこちらから
デュピクセント:自己負担額の目安についてはこちらから

アトピー性皮膚炎全身療法の比較

アトピー性皮膚炎全身療法には様々な薬剤があります。
様々な薬剤がありますが、ここでは全身療法のデュピクセント・ミチーガ・オルミエント・リンヴォック・サイバインコを比較します。

スクロールできます→

薬剤 デュピクセントミチーガオルミエントリンヴォックサイバインコ
投与方法皮下注射皮下注射内服薬内服薬内服薬
投与間隔2週間に1回4週間に1回毎日毎日毎日
効果の発現1~2週間1~2日1~2日1~2日1~2日
副作用副作用が少ない
結膜炎が出ることがある
皮膚状態の悪化
皮膚感染症
上気道炎など
帯状疱疹や咳、発熱など
まれに重篤な副作用
副作用が少ない
まれに胃腸障害や倦怠感
発熱や倦怠感
感染症・咳・帯状疱疹・単純ヘルペス等
適応年齢15歳以上13歳以上15歳以上12歳以上12歳以上

デュピクセント®の継続投与

デュピクセント®炎症とそう痒がおさまり、改善が実感できるまでは継続します。6ヶ月を目安として、よい状態が維持できるようならデュピクセントの投与を中止できるとされていますが、3ヶ月経過したときには、ほとんどの症例で皮疹、そう痒ともに明らかな改善が認められ、16週間投与後にはほとんどの方の症状が落ち着きます。

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この記事の監修者

木嶋 晶子
木嶋 晶子(きじまあきこ)

咲愛会 きじま皮フ科クリニック 理事長・院長
医師・医学博士 日本皮膚科学会専門医 日本アレルギー学会専門医
神戸大学医学部医学科卒業

皮膚科、アレルギー科、 美容皮膚科を中心に、一人ひとりの状態を考えて、オーダーメイド皮膚医療を行うことを心がけています。
一人ひとりが輝けるよう、 皮膚のお悩みをサポートしていきたいと考えています。

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