ご予約はこちら
×

ご希望の予約方法を選択してください。

オンラインショップ
オンラインショップ
トップ背景 トップ背景

赤ら顔・酒さ

赤ら顔・酒さとは

酒さ(しゅさ、rosacea)とは、顔面の赤み・ほてり・ぶつぶつ・血管の拡張などを主な症状とする、慢性的で再発しやすい皮膚疾患です。特に中年以降の女性に多くみられますが、男性にも発症します。

酒さの主な特徴

特徴内容
発症部位主に顔(鼻、頬、額、あご)
主症状赤み(紅斑)、毛細血管拡張、丘疹、膿疱、皮膚のざらつき、熱感
慢性経過増悪と軽快を繰り返す
対象年齢主に30〜60代、女性に多い

酒さの分類

酒さは症状により、以下のタイプに分類されます(複数重複することもあります)

  1. 紅斑性酒さ
     → 頬・鼻などが慢性的に赤くなる。毛細血管拡張も見られる。
  2. 丘疹膿疱性酒さ
     → にきび様のぶつぶつや膿疱が出現。
  3. 鼻瘤(びりゅう)性酒さ
     → 主に男性に見られ、鼻が肥大して赤紫色に変形(いわゆる「赤鼻」)。
  4. 眼型酒さ
     → 眼のかゆみ・乾燥・異物感・結膜炎など。

酒さの原因

原因は完全には解明されていませんが、以下の要因が関与すると考えられています

  • 血管の過敏性(顔面の血流の異常)
  • 紫外線・気温差・アルコール・香辛料などの刺激
  • 皮膚ダニ(Demodex)の関与
  • 免疫の異常や遺伝素因
  • ホルモン変化やストレス

酒さの治療

酒さにおけるQOLの低下はアトピー性皮膚炎や乾癬よりも大きく、酒さの治療では患者様に疾患について正しい理解を持っていただき増悪因子を避けること、薬物治療、日常のスキンケア、の3要素が必要です。

近年、酒さの治療は病型別から症候別のアプローチにシフトしつつあります。その背景として病型に複数のサブタイプがあり、治療経過でもサブタイプの移行は病型の中間型が見られ、病理学的な特徴の有無も関わり、特徴が異なる症候のすべてを1つの治療方法で改善させることが難しいことが挙げられます。「尋常性ざ瘡・酒さ治療ガイドライン2023」の改訂ではCQが治療別から病型別に変更され、メトロニダゾール外用薬の酒さに対する日本の臨床試験の結果を受け、丘疹膿疱型酒さにおいてはじめて推奨度Aになりました1)。その他にはアゼライン酸外用やテトラサイクリン内服が推奨度C1になりました。

症候別にアプローチすることで、患者様のケアを個別化し、症状に応じた診断と管理を行うことを当院は心掛けております。

病型分類症状重症度治療法
紅斑毛細血管拡張型持続型紅斑
毛細血管拡張
一過性潮紅
フラッシング
紅斑の強さ
エピソードの頻度 持続時間・範囲など
レーザー治療
 レーザーシャワー
 Frac3酒さモード
 SR
血管収縮薬外用
 ブリモニジン
肌育治療
 プルリアルデンシファイ
 ボライト
丘疹膿疱型丘疹・膿疱病変の数
顔面に占める範囲
メトロニダゾール外用 ドキシサイクリン内服 イベルメクチン外用
過酸化ベンゾイル外用 ミノサイクリン内服
メトロニダゾール内服
鼻瘤瘤腫・小結節 形態変形炎症の程度
皮膚の肥厚・変形
眼型眼瞼炎 結膜炎  

当院の赤ら顔・酒さレーザー治療

赤ら顔や酒さ(しゅさ)は、皮膚の炎症や、毛細血管が過剰に広がってしまうこと(毛細血管拡張)が主な原因です。当院では皮膚科専門医の診断のもと、以下の3つの治療器を症状に合わせて選択・ご提案しています。

① フォトナFRAC3(Fotona FRAC3)

  • 概要: Nd:YAGレーザーを、肌の深部へ向けて細かい点状(フラクショナル状)に立体的に照射する、フォトナ社独自の照射技術です。微小な毛細血管の拡張をピンポイントで狙い撃ちにして赤みを抑えるとともに、肌の炎症を鎮める効果が期待できます。また、同時にコラーゲンの生成を促すため、肌のハリ感アップにも繋がります。
  • 治療の頻度: 2〜4週間に1回
  • 治療の目安回数: 5〜10回程度(症状が落ち着いた後はメンテナンスとして間隔を空けます)
  • 副作用・リスク: 照射直後の軽い赤みやほてり感、乾燥が生じることがありますが、通常数時間〜数日で治まります。ごく稀に、やけどや水疱(水ぶくれ)が生じる可能性があります。

② レーザーシャワー

  • 概要: ロングパルスNd:YAGレーザーを、肌から少し離した位置からシャワーのように顔全体へ優しく連続照射します。皮膚の深い層(真皮層)にじわじわと熱を届け、拡張した毛細血管を縮小させることで、顔全体のぼんやりとした赤みを改善します。痛みはほとんどなく、温かいお湯をかけられているようなリラックスできる施術です。
  • 治療の頻度: 3〜4週間に1回
  • 治療の目安回数: 5〜10回程度
  • 副作用・リスク: 照射直後の赤み、熱感、一時的な肌の乾燥。稀に、毛嚢炎(ニキビのようなポツポツとした湿疹)や、やけどが生じる場合があります。

③ SR(イープラス)

  • 概要: 光エネルギー(IPL)と高周波(RF)を同時に照射する治療です。光エネルギーが血液中の赤血球(ヘモグロビン)に反応して余分な毛細血管にダメージを与え、高周波が肌の奥深くまでエネルギーを届けて働きを高めます。赤ら顔の改善だけでなく、シミやそばかす、くすみなども同時にケアできる、総合的な美肌治療器です。
  • 治療の頻度: 3〜4週間に1回
  • 治療の目安回数: まずは5回程度を1クールとし、その後は状態に合わせて継続します。
  • 副作用・リスク: 輪ゴムで弾かれたような軽い痛み、照射直後の赤みやヒリヒリ感。隠れていたシミが反応し、一時的にかさぶた(マイクロクラスト)となって濃くなることがありますが、数日〜1週間程度で自然に剥がれ落ちます。稀にやけどや色素沈着のリスクがあります。

【専門医からのメッセージ】 赤ら顔や酒さは、症状に波があり、気長に付き合っていく必要がある疾患です。レーザー治療だけでなく、内服薬や外用薬(塗り薬)、日々のスキンケア指導を組み合わせることが改善への近道となります。当院では複数の専門医が連携し、あなたのお肌にとって最も負担が少なく、効果的な治療プランを一緒に考えてまいります。

酒さのスキンケアにおける注意点

酒さのスキンケアにおける注意点 ✔POINT1:刺激の強い物を避ける ✔POINT2:無香料のスキンケア製品、メイクアップ製品を選択する ✔POINT3:初めて使うときは顔以外の部位で試す ✔POINT4:使用するアイテムを最小限にする
洗顔・1日2回の洗顔で余分な皮脂や汚れを落とすことも重要 ・研磨性のタオルやスポンジの使用を避ける
・ぬるま湯で洗顔料を洗い落とし、優しくタオルでふき取る
保湿・湿った皮膚では刺激性が強い為30分乾かしてから保湿剤を使用する
・刺激を感じない保湿剤を外用する
・指やスポンジで皮膚を擦ったり引っ張ったりしない
日焼け止め・症状が改善するまで日焼け止めは一旦中止する ・日焼け止め使用しても症状が悪化しないようであれば再開する
・日光暴露を避けるため、適切な強さの製品を通年通して外用する
・刺激の少ない製品を使用する(ノンケミカル・紫外線吸収剤フリー)
メイクアップ・症状が改善するまでメイクは控える
・症状改善後に1種類ずつ使用可能か慎重に再開する
髭剃り・鋭い刃による刺激を避けるため電気シェーバーを使用する
・シェービング後は刺激の少ない保湿剤を使用する
その他外用薬を塗った後はさらに5-10分かけてから保湿剤、日焼け止め、化粧品を塗る

文献

1)山﨑研志ほか:日皮会誌.2023;133(3):407-50.

赤ら顔・酒さの診療 

逆瀬川本院はコチラ

          

未成年の方へ

当院で美容施術を考える
未成年の方は
こちらをご確認ください

この記事の監修者

木嶋 晶子
木嶋 晶子(きじまあきこ)

咲愛会 きじま皮フ科クリニック 理事長・院長
医師・医学博士 日本皮膚科学会専門医 日本アレルギー学会専門医
神戸大学医学部医学科卒業

皮膚科、アレルギー科、 美容皮膚科を中心に、一人ひとりの状態を考えて、オーダーメイド皮膚医療を行うことを心がけています。
一人ひとりが輝けるよう、 皮膚のお悩みをサポートしていきたいと考えています。

医師紹介ページで経歴を見る 最終更新日:

一般診療

悩みで探す

施術で探す