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ドクターブログ
秋のシミ治療
肝斑・シミ取りレーザー・ハイドロキノンの選び方

秋のシミ治療は今が始めどき?
肝斑・シミ取りレーザー・ハイドロキノンを皮膚科専門医が解説
秋になると、
「夏の間にシミが濃くなった気がする」
「シミ取りレーザーを受けたい」
「肝斑かどうかわからない」
というご相談が増えてきます。
紫外線量が比較的落ち着く秋は、美白治療やレーザー治療を始める方が多い時期です。
しかし、シミ治療で最も重要なのは、すぐにレーザーを行うことではありません。
実は一口にシミといっても種類によって治療法が異なり、肝斑を伴う場合にはレーザー治療より先にスキンケアや外用治療が必要になることもあります。
今回は、皮膚科専門医の視点から、
- シミの種類
- シミ取りレーザーだけでは不十分な理由
- ハイドロキノンやレチノールの役割
- 当院おすすめのスキンケア
についてご紹介します。

シミにはさまざまな種類があります
患者様が「シミ」と思っているものでも、実際には複数の疾患が混在していることが少なくありません。
代表的なものは、
- 老人性色素斑(一般的なシミ)
- 肝斑
- そばかす(雀卵斑)
- 炎症後色素沈着
- 脂漏性角化症
- 両側性遅発性太田母斑様色素斑(ADM)
などです。
特に女性に多い肝斑は、頬や額など左右対称に現れやすく、一般的なシミと見分けが難しい場合があります。
そのため、
「シミ取りレーザーを受けたい」
と思っていても、まずはどの種類のシミなのかを診断することが大切です。

肝斑がある場合はシミ取りレーザーに注意
シミ取りレーザーは非常に有効な治療ですが、すべてのシミに適しているわけではありません。
特に肝斑が強く存在する状態では、刺激によって色素沈着が悪化する場合があります。
そのため当院では、
- シミの種類を診断
- 肝斑の有無を確認
- 治療計画を作成
した上でレーザー治療を検討しています。
シミ治療は、
① 「まず診断」
② 「次に治療方法の選択」
が基本です。
なぜシミ取りレーザーだけではダメなの?
レーザーは現在ある色素を除去する治療です。
一方で、
- 紫外線ダメージ
- 摩擦刺激
- 肝斑
- 肌のターンオーバーの乱れ
などの原因が残っていると、再びシミが生じることがあります。
そのため当院では、
- レーザー治療
- 内服治療
- 美白外用剤
- 紫外線対策
を組み合わせた総合的なシミ治療をご提案しています。
シミ治療では、
「取る治療」 だけでなく、
「繰り返さない治療」
も同じくらい重要なのです。

秋のシミ治療がおすすめな理由
秋はシミ治療を始めるのに適した季節です。
夏に比べると紫外線量が落ち着き始めるため、
- シミ取りレーザー
- ハイドロキノン治療
- レチノール治療
- 肝斑治療
などを計画的に進めやすくなります。
もちろん紫外線対策は一年中必要ですが、秋から冬にかけては治療を継続しやすい時期といえるでしょう。
シミ治療を支えるハイドロキノンとトレチノインおよびレチノール
ハイドロキノンとは
ハイドロキノンは、美白治療で広く使用されている外用成分です。
メラニン生成にアプローチし、
- 老人性色素斑
- 色素沈着
- レーザー治療後のホームケア
などで使用されることがあります。
当院ではお肌の状態に合わせて使用方法をご案内しています。
トレチノインおよびレチノールとは
トレチノインおよびレチノールはビタミンA誘導体の一種です。
お肌のターンオーバーを整え、
- ハリ感
- ツヤ感
- 肌質改善
を目的としたスキンケアとして使用されます。
シミ治療そのものだけでなく、美肌治療の一環として取り入れられることも多い成分です。
ただし刺激感を伴う場合があるため、医師の指導のもとで適切に使用することが大切です。
医師がおすすめするシミ治療美白スキンケア3選
① HQクリア(ガウディスキン)
ハイドロキノン配合の美白外用剤です。
シミ治療の基本となる製品のひとつであり、レーザー治療後のホームケアとしても活用されています。
② シスペラ
システアミンを主成分とした医療機関専売製品です。
肝斑や炎症後色素沈着などでご相談いただくことが多く、美白治療の選択肢の一つとして活用されています。
③ コジブライトショット
高濃度の安定型コウジ酸誘導体。
ハイドロキノンが合わない肌質の方の美白におすすめです。

よくある質問
Q. シミは化粧品だけで改善しますか?
シミの種類によります。
外用治療のみで改善が期待できる場合もありますが、シミ取りレーザーが必要となるケースもあります。
まずは診察による診断が重要です。
Q. 肝斑があってもレーザー治療は受けられますか?
お肌の状態によります。
肝斑は、レーザー治療による刺激で悪化することがあるため、
肝斑が強い場合には、先に内服や外用治療を行い、状態を整えてからレーザー治療を検討します。
Q. ハイドロキノンとレチノールは一緒に使えますか?
お肌の状態によっては併用することがあります。
併用することにより、より透明感のある素肌を目指せますが、個人差が大きく、刺激が出る場合もあるため、自己判断ではなく医師の診察をおすすめします。

まずはシミの診断から始めましょう
シミ治療で最も重要なのは、
「どのレーザーを選ぶか」ではなく
「どの種類のシミなのかを正確に診断すること」です。
当院では皮膚科専門医が診察を行い、
- 肝斑があるのか
- シミ取りレーザーが適しているのか
- ハイドロキノンやトレチノイン、レチノールが必要なのか
を確認した上で治療方針をご提案しています。
「このシミはレーザーが必要?」
「肝斑かどうかわからない」
「秋から本格的にシミ治療を始めたい」
という方は、お気軽にご相談ください。
咲愛会 きじま皮フ科クリニック 理事長・院長
医師・医学博士 日本皮膚科学会専門医 日本アレルギー学会専門医
神戸大学医学部医学科卒業
皮膚科、アレルギー科、 美容皮膚科を中心に、一人ひとりの状態を考えて、オーダーメイド皮膚医療を行うことを心がけています。
一人ひとりが輝けるよう、 皮膚のお悩みをサポートしていきたいと考えています。
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